原因は一つに決まらないことのほうが多い
「不感症 原因」で調べると、心因性・器質性といった分類が出てきます。整理としては正しいのですが、実際のご相談では、片方だけということはあまりありません。痛みがあるから身構える、身構えるから力が入る、力が入るから余計に痛い、という具合に、体の側の理由と気持ちの側の理由が互いを強めていることが普通です。
ですので、「どちらが原因か」を決めようとするより、関わっていそうな要素をいくつか挙げて、そのうち手を付けやすいものから確かめるほうが早く進みます。以下は、ご相談で実際によく出てくる要素です。当てはまるかどうかだけ見てください。
体の側から関わるもの
痛み・乾燥
性交時の痛み、乾燥、ヒリつき、かゆみ。これらがあると、体は感覚を受け取るより先に守ろうとします。この状態で「感じるかどうか」を確かめようとしても判断できません。順番として、痛みの有無を先に扱う必要があります。続く場合は婦人科や女性外来へのご相談を先にご検討ください。
体調・睡眠・疲労
睡眠不足や疲労が続いていると、感覚は鈍くなります。当たり前のようですが、忙しい時期が長いと「そういうものだ」と思い込んでしまい、体調の話として見なくなります。感じにくさが最近だけのものなら、この線を先に疑って構いません。
服薬・ホルモンの変化
薬を始めた時期と、感じにくくなった時期が重なっていないか。出産後、授乳中、生理周期、年齢による変化も影響します。これらは自己判断で薬を変えるようなことはせず、処方元にご相談ください。
状況・触れ方から関わるもの
触れ方や場所が合っていない
強さ、速さ、場所、順番。このどれか一つが合っていないだけで、届き方は変わります。ところが実際には、その差を確かめる機会がほとんどありません。相手に任せたまま何年も過ぎ、「自分は感じない体質だ」と結論づけてしまうケースが多くあります。前戯が短く、すぐ次に進んでしまう場合も同じです。
緊張・力み
緊張しているとき、呼吸は浅くなり、骨盤まわりや太ももに力が入ります。この状態では感覚が届きにくくなります。「感じない」のではなく「感じ取る余裕がない」に近い状態です。うまく感じなければと考えるほど緊張が強まる、という往復に入りやすいのも特徴です。
時間と落ち着き
時間に追われている、音が気になる、いつ終わるか気になる。こうした条件でも感覚は届きにくくなります。場所や時間の条件を変えただけで違いが出ることがあります。
関係・気持ちから関わるもの
相手に合わせすぎている
相手の反応が気になる、早く終わらせたい、申し訳ない。気づかい自体は悪いことではありませんが、それが常に自分の感覚より先に来ていると、自分がどう感じているかを確かめる機会が長い間ありません。ひとりのときは感じるのに相手とだと感じない、という場合は、この線がはっきりしています。
演技が習慣になっている
反応しなければという気持ちから「よかったふり」を続けていると、本当の感覚がますます分からなくなります。やめたくてもタイミングが無い、という状態が長く続いている方も多くいらっしゃいます。
過去の経験
過去に嫌だった経験、痛かった経験、望まない状況での経験がある場合、体はその記憶に反応します。これは意志で消せるものではありません。無理に思い出す必要はなく、触れてほしくない内容として先に伝えていただければ、そこには触れずに進められます。つらさが強い場合は、専門のカウンセリングをご検討ください。
どれから確かめるか
順番としては、痛みがあるならまず痛み、次に体調と生活、そのうえで触れ方と状況、最後に関係と気持ち、という並びが扱いやすくなります。上から順に、自分でどうにかしにくいものから先に外していく形です。
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医療とのすみ分けについて
当サイトの無料診断は、感じにくさの背景を整理するための自己チェックであり、医学的な診断や治療ではありません。結果によって病名が決まることも、治ることを保証するものでもありません。痛み、出血、性交時の強い痛み、急な変化、服薬中のご不安がある場合は、婦人科や女性外来など専門機関へのご相談を優先してください。当サイトの0円体験は、専門機関の受診を止めるものではありません。
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